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健康コラム 第5回

西洋医学の限界を打ち破る新しい波

医学・医療分野において、革命的な事が起こっています。残念ながら日本での話ではなく、医学・医療分野の最先端をゆく米国での話です。それは西洋医学だけに基づく医療が、今や米国では50%を割ろうとしている事なのです。この事実に驚いた米国政府は、国立衛生研究所に命じ大掛かりな調査を行いました。その結果、東洋医学、薬草(ハーブ)、漢方薬、鍼灸、瞑想、音楽、信仰などが医療に及ぼす効果についての研究が非常に活発化していることが判明したのです。2005年にはこの分野に2億ドルの予算を計上する予定であると言われています。西洋医学は目覚しい成果を上げてきたのですが、それでも病人が減ることはなく医療費は毎年アップしており、西洋医学の限界がはっきりしたからです。

一方、日本の状況はどうかと言いますと、約30兆円に膨れ上がった医療費は国民が負担する健康保険料アップという小手先の対策に終始し、未だ東洋医学代替医療は異端視されているのが現状です。何もかも米国を追随する必要は全くないのですが、生きていく知恵が皆無に等しいとしか思えません。

米国での研究費援助の効果は大きく、祈りの効果を肯定する発表を始め、1200を超える研究発表が示されました。そして、「精神神経免疫学」という新しい分野も開かれました。日本でも新潟大学大学院医歯学総合研究科教授の安保徹氏が提唱する、「自律神経免疫療法」が非常に注目を浴びています。

実証される「病は気から」

全く成分が入っていない薬でも「これは素晴らしい新薬でよく効く」と言って与えると効果がある事は、プラセボ(偽薬)効果として知られています。これは期待感・自己暗示などが治療に有効であることを示す、まさに「病は気から」なのです。有効成分の全く入っていない偽薬が新薬の効果の検査に使われています。新薬が本当に効くかどうかは、その効果がプラセボによる効果を上回らないと認められません。実際、プラセボ効果は実験者の3人に1人位には有効です。これまで行われてきた臨床試験や実験結果から、プラセボは脳内でエンドルフィンの分泌を促して痛みを抑え、免疫力を活発化させ、気分をリラックスさせる等、科学的に実証されつつあります。

心のもち方、使い方が身体の状態に強い影響を与えることは、人類は古来より経験上知っていたのです。それが今科学的に実証されようとしています。しかし、現在、医師を含め多くの人は祈りが治療上有効であると全く信じていません。(心のもち方・使い方と身体の状態との関係については、春日大社宮司、葉室氏の著書を参考に。葉室氏は大阪大学医学部卒の優秀な外科医であり、氏の話はとても興味深く素晴らしい!)

             

一方、祈りが治療に有効であると認めている医学者でも、その多くはプラセボ効果に過ぎないと考えている。しかし、最近米国の病院で大変興味のある実験が行われました。心臓癌患者393人による実験で、他人に祈られた患者はそうでない患者より人口呼吸器、抗生物質、透析の使用率が少ないという事実が分かりました。しかも東海岸からの祈りも、西海岸にあるこの病院に近いグループからの祈りも同様に効果があったのです。そしてこれらの患者は祈られていることすら知らなかったのです。距離を越えて、他の人のために祈ることも有効だとすると、この祈りは単なるプラセボ効果では説明することができません。ただ、これらの研究例は、いずれも統計学的な証明にすぎません。上記の実験方法についても多くの批判が寄せられ、最終結論には達していないのもまた事実です。

             

人間が誰でも持っている自己治癒力を見つめなおし、病気になったら薬や医師に100%頼りきるのではなく、自分の身体は自分で治し、自分で病気を予防する!本当の「自己責任」の時代はもうすでに訪れているのではないでしょうか???